【運転者】運を使うのは貯めた後
【運転者】
この本を読もうと思ったきっかけは、
Amazonで当時2000を超える評価があり、
4.5を超えていることに興味を持ったのが
きっかけでした。
本の内容は、フルコミッションの保険代理店
につとめる主人公が、仕事のことで自分では
どうしていいかわからない状況で、家庭も
夫婦の問題、子供の問題、実家のなど
どれもこれもどうしていいかわからない
状態だった。
そんな主人公が、ある不思議なタクシーに
乗り運転者(この物語ではこう呼ぶ)
と出会ったことで運命が変わっていくという
内容です。
運転手でなく運転者?
どういうこと?
運転者とは「運を転ずるもの」
つまり、乗車した客を人生の転機
となる所へ連れていくのが仕事
運転者が主人公を転機となる場所へ
連れていくが状況が好転することはない。
なぜか?
不機嫌だから。
上機嫌でさえいれば、運が好転する場面が
自分で分かるのに!
そもそも運とは・・・・
人によって運がいい、悪いとかではなく
貯まっているか貯まってないか。
ポイントカードと同じで貯まっているか
貯まってないか。
使う時もチビチビ使うか貯まってから
ドカンと使うか
つまり、「貯める」が先にあって
「使う」が後にくる。
運がいいという人は、運がたまっているだけ
運とは、だれかにしてあげたことと
してもらったことの差
この運は世代を超えて引き継がれる
もう一つは、不機嫌だと目の前に
チャンス訪れても気付かない
チャンスは身の回りにあふれているが
気付かない、受け取る準備が
出来ていないということです。
もうひとつは、
この本の魅力は、読み返して気付いた
のですが、、、
「あ、こういう事だったのか」
この場面にはこういう伏線があって
こうなったんだ!
という内容が、読み返すたびに発見
出来て、3回読み返してしまいました。
こういう感想を書くと
スピリチャアルな内容と思われる
かもしれませんが、
実際の生活の場面でも上機嫌で
日々を過ごす。
当たり前のような話ですが、運はポイント
貯めるが先で、使うはその次。
貯まったものを使う時も、細々と使う
貯まったものをドカンと使う
どちらも、その人の自由
また、他人がついている
自分だけが不運という考えもなくなり
ポイントを貯めるために、他人に与える
ものを受け取るよりも多くする。
こういう生き方って、とても良いと
思いました。
何気なく手に取った本でしたが
あっという間に読み終えて、
喜多川ワールドにはまってしまい
他の著作も読み漁ってしまいました。
とてもおすすめの一冊でした。
【運転者】作者:喜多川泰
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